大之木建設が100年以上続く歴史を持ちながら、
変わらず大事にしている想いとは?
「地域のため」と「共存共栄」という思いは、いつの時代も変わることはありません
弊社は木材業からスタートしていますが、それより以前、曾祖父は海船問屋をしていたそうです。しかし、船は当たれば良いですが、大きく外れることもあり、安定は難しかったようです。そこで、より呉の街に根付き、地に足のついた商売を後世に残したいという思いから、木材業にシフトしたと聞いています。
そうして、呉の街と共に成長してきた会社ですから、「地域のため」という思いは変わることはありません。地域のお客様を大切にするのはもちろん、協力会社様との信頼関係も弊社が長年をかけて築いてきた宝です。バブル崩壊後、大手各社がコストカットのため、協力会社さんとのつながりをいったん手放したことがありましたが、弊社は多少の無理をしてでも、協力会社様との関係を維持しました。長いおつきあいがあるだけに、協力会社各社様がどれだけ高い力量を持っているかを知っていたからです。それにより、苦しい時代にもお客様に信頼できる仕事を提供することができたのです。
次の100年に向かい、大之木建設がどのような会社であるべきか教えて下さい。
お客様に信用・信頼していただける、
地域に生かされる企業であり続けたい
とにかくものづくりでは、良いものをつくり続けていかないと、信用信頼につながりません。100年以上にわたり、それを追求してきたからこそ、お客様と今ある信頼関係を築けています。しかし、一度でも手を抜けば、長い間の信頼も崩れてしまいます。常にその危機感を持ち、仕事の大小にかかわらず慎重に、丁寧に向き合っていく必要があります。
また、弊社は呉の街と共に発展してまいりました。「大和ミュージアム」や「てつのくじら館」など、呉の重要な建築に携わらせていただいています。だからこそ、災害時など街の有事には、いの一番に駆け付けたいと願い、実行してまいりました。現在では呉以外にも拠点を構えておりますが、どこであっても結局、弊社の仕事は地域の方々に生かされているのです。これからも、「地域のため」という思いを心に刻み、少しでも地域の発展に寄与できる仕事を手掛け、地域に根付いた仕事をしていきたいと考えています。
これからの「大之木建設人」のビジョンとは?
面倒見の良い上司のもと、若いうちから責任のある仕事を任される人材へ
近年、弊社の人材は若返りを果たしています。現場の仕事って、ある意味、トップがいてその指揮のもとに仕事をする人たちがいて、会社組織のようなものなんですよ。現場の代理人にもなれば、段取りや人の配置だけでなく、予算管理もしなければなりません。
現場には数十億から数千万まで規模に違いはありますが、それでも一つの現場を任されるというのは大きな責任が伴うものです。今までなら50代のベテランに任せていた代理人の仕事も、今では40代、ときには30代の社員に任せるようになっています。その分、工事部長がしっかりフォローしているのですが、責任のある仕事をすることで、若手がどんどん成長しています。もちろん、適材適所がありますから、本人が抱えきれないような大きな仕事を急に任せることはありません。面倒見の良さは弊社の特徴の一つなので、先輩に頼りながら、時が来れば恐れずに一歩を踏み出せる人に成長してもらいたいです。
大之木建設が取引企業に選ばれる理由や、選ばれ続ける為にどうあるべきだと思いますか?
建設業で信頼に基づく高品質な仕事を続け、
良い社員を育てることが大切です
これまで100年以上の間、時代的に苦しいときもありました。それでも、常にお客様や協力会社様との信頼関係を重視し、高品質な工事を着実に実施することにより、無借金経営を続けることができています。地域に根付いた、安定経営こそが弊社の強みです。
この100年の間、同業他社には、多角化経営を行ったことにより、経営が傾いてしまった会社もたくさんありました。だからこそ、創業者が選んだ道を守り抜き、本業に真摯に取り組んでいくことが必要だと思っています。
また、最も重要である良い人材の確保のため、働く環境の改善にいっそう取り組んでいかなければなりません。現場と事務方との連携を強め、書類作成など事務でできる仕事は任せることで、現場の負担を減らし、より良い環境で仕事に従事できるような体制づくりにも努めています。
大之木建設の社風・文化を教えて下さい。
慎重かつ真面目で優秀な社員が多く、社員をとても大切にする会社です
よく言われるのが、「石橋を叩いても渡らない」。新規工事に関しても、闇雲に受注をする訳ではありません。地域のためになる工事かどうか、お互いに信頼関係を築けるクライアントなのかどうか、工期の中で十分な人員を確保できるかどうかなど、慎重に吟味してから契約します。ただ、一度決めた仕事は誠心誠意、より良いものを目指して完遂します。そうした社風が影響しているのかどうかわかりませんが、社員は真面目な人が多いですね。私が言うのも何ですが、特に中堅どころの若手やこれから主任を張っていくような社員はとても真面目で優秀です。
また、創業のころから社員を大切にする会社です。家族のように、というと今の時代にあまりそぐわないのかもしれませんが、寮や働く環境を整備するなど、一人ひとりの社員がより良い人生を歩めるよう、常に意識しています。
これから働く方に求める人物像(学生)を教えてください。
ものづくりの本当の楽しさを知りたいという人に来てもらいたい
今、建設業はどこも人手不足に陥っています。その中で、技術者だけを求めていては難しいと感じています。過去にも、文系の大学を卒業して、現場を担当し、一級建築士の資格まで取得した社員が何人もいるのです。
重要なのは、理系・文系や技術者かどうかではなく、ものづくりに興味があること。そうした方に集まってもらい、ものづくりの本当の楽しさや達成感を味わってもらえたら、と思っています。
発祥は呉ですが、広島本社も新設し、この2つが主な拠点となります。それ以外にも東京や大阪、山口、愛媛に拠点がありますので、それぞれの拠点やその他の地域からも広く人材を求めていきたいですね。
大之木建設で働くやりがい、面白さとは何ですか?
プライドを持ってものづくりができることです
私たちのものづくりの仕事は、すべてオリジナルだと私は思っています。何一つとして、世界に同じものはない。面白いことに、同じ設計図でもその仕事に関わる主任によって完成したものが違うんです。
設計図通り、きちんとやるのは当たり前で、それは弊社のすべての主任ができることです。ただし、それにアレンジを加えて、どう「より良いものをつくっていくか」というのが、それぞれの現場主任の腕の見せどころだと思います。そこの光るところを、最近の弊社の主任は持っていてくれていると感じています。たとえば、設計事務所様が描いている図面の意匠や仕様変更はなかなか出来ませんが、お客様にとってより良いものに仕上げるために提案したり相談しながら、互いに納得する結果を導き出すこともあります。そういう、ものづくりに対する執着やプライドを持って取り組めるのが、弊社の仕事の面白さじゃないかと思います。
社長が若手の時に大之木建設で学んだ経験を教えて下さい。
社長が若手の時に大之木建設で学んだ経験を教えて下さい。
20代の頃に叔父から言われたのが、いわゆる“受け身の営業”はするな、ということです。仕事ください、というだけなら誰でもできます。しかし、同じ図面でも、どうしたら少しでも付加価値があるものをつくれるのかを考えて、今で言う提案営業をするのが重要だと教わりました。
元社長の伊藤さんには、「あなたは余計なことをしゃべりすぎるから、一拍置いてから話したほうがいい」と言われました。建設業には守秘義務もあり、その一拍のうちに考えをまとめてから話すことは本当に大切なことです。歴代の役員の方々には、私のためを思って教えてくださる方がたくさんいましたね。誰に対しても、ものを言いやすいというのは弊社の社風でもあり、私もできるだけ社員とフラットな、人対人のつきあいをしたいと考えています。
学生・就職活動中の方へのメッセージをお願いします。
まずは基本の掃除から。
ものづくりへの興味さえあれば成長できる会社です
私が新入社員にまず話すのが、掃除の大切さです。たとえば、建築現場では、建築図面に基づいて、最初に中心線などを建物に書き出す、墨出しという作業があります。朝、現場が掃除されていれば職人さんがすぐに墨出しができるのに、片付いていなかったら、まず掃除から始めなければなりません。ものごとを気持ち良く、効率的に進めるために、掃除は必要不可欠なのです。
建設業は難しいとか、技術が必要なんじゃないかと思う人もいると思いますが、飛び込んでみれば、意外と面白い世界だと思います。建設について何も知らないという人でも、ものづくりへの興味さえあれば、一人前に成長してもらえるだけの経験と実績が私たちにはあります。ものづくりに関わりたい、地域社会に貢献したいという方は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。
